糸満ハーレー

沖縄県では毎年旧暦の5月4日に海の恵みに感謝してハーリーまたはハーレーと呼ばれる行事が開催されます。糸満ハーレーも糸満の漁師(ウミンチュ)がよりいっそうの大漁祈願、航海安全を祈願して行われる海のお祭りです。
糸満ハーレー
糸満ハーレー

糸満ハーレーの応援

糸満ハーレーの応援
糸満漁港の岸壁には沢山の観客が埋め尽くし太鼓をたたいて応援していました。競漕が終わって戻っていくハーレー舟(サバニ)のメンバーにあたたかい拍手が送られます。糸満市で行われているハーレー競漕には御願バーレー(うがんばーれー)、アガイスーブ、クンヌカセー(転覆競漕)、職域競漕やアヒル取り競争などが行われます。

クンヌカセー(転覆競漕)

クンヌカセー(転覆競漕)
レースの途中で舟を一度転覆させてから舟を起こして再び舟に乗り込んで競漕をするクンヌカセー(転覆競漕)が糸満独自の競漕形態なので見逃せません。海面すれすれに浮かぶ小さなサバニで漁をしていた頃には常に転覆の危険があったと言います。転覆してもすぐに起こして漁を続けることのできる技術がこの競漕の原型になります。

アガイスーブで盛り上がる

アガイスーブで盛り上がる
御願バーレー・クンヌカセー・青年バーレーが850m、アガイスーブが2150mで競漕が行われます。糸満ハーレーの最終種目に行われるのがアガイスーブで他の競漕の倍以上の距離のレースです。とても長い距離の競漕なのですがゴール寸前では僅差なのでとても盛り上がります。

アヒル取り競争のアヒル

アヒル取り競争のアヒル
会場近くでは大きなアヒルを抱えている人を見かけました。アヒル取り競争で獲得したアヒルのようですね。想像していたよりもかなり大きなアヒルです。ハーレーは梅雨時期に開催されるイベントですが見ていて楽しいです。ハーレー鉦が鳴ると梅雨が明けると言われていますのでハーレーが開催されたら梅雨明けはもうすぐですね。

糸満ハーレーの地図

糸満ハーレーの場所は沖縄県糸満市字糸満です。