「レキオ(Lequio)」および「レキオス(Lequios)」は、16世紀ごろのポルトガル人が琉球(現在の沖縄)やその人々を指して使っていた呼称です。
当時、ポルトガルの探検家や商人たちはアジア各地に進出しており、琉球王国の存在も彼らの記録に登場します。
その中で琉球の人々は「レキオス」と呼ばれ、「友好的で、武器を持たず、平和を愛する人々」として紹介されていました。
なぜ「レキオ」と呼ばれたの?
「レキオ」は、中国語の「琉球(リウチウ)」の発音がポルトガル語風に転訛したものと考えられています。
つまり、「レキオ=琉球」、「レキオス=琉球人」という意味になります。
現代の沖縄での使われ方
現在の沖縄では、「レキオ」や「レキオス」という言葉が企業名やメディア名、商品名などに使われていることがあります。
これは、琉球の歴史やアイデンティティを象徴する言葉として、誇りを込めて使われているためです。
たとえば:
「レキオス」は複数形?
英語やポルトガル語の感覚で言えば、「レキオス」は「レキオ」の複数形のように見えますが、実際には「レキオ=琉球」「レキオス=琉球人たち」という意味の違いがあります。
つまり、「レキオス」は人々を指す言葉として使われていたのです。
レキオ=琉球、レキオス=琉球人
「レキオ」「レキオス」は、沖縄の歴史と誇りを感じさせる言葉。
その響きの中には、かつて海のシルクロードを通じて世界とつながっていた琉球王国の記憶が息づいています。






