“もあい”って飲み会?──沖縄に根づく“助け合い”と“つながり”の文化

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沖縄の居酒屋でよく耳にする「モアイにもどうぞ〜!」というフレーズ。
観光客には「飲み会のこと?」と思われがちですが、“模合(もあい)”は単なる飲み会ではなく、沖縄独特の助け合いの仕組みなんです。


🍻 模合(もあい)とは?

  • 月に1回、決まったメンバーで集まり、飲み会を開く
  • 飲み代とは別に、毎月一定額を積み立てる
  • 集まったお金を順番に1人ずつ受け取る
  • 受け取った人は「親」と呼ばれ、幹事役や会場手配を担当することも

つまり、“飲み会+積立金の相互扶助”がセットになった沖縄のコミュニティ文化なんです。

💡 模合の目的とメリット

目的内容
金銭的な助け合い車検・入学金・旅行など、まとまったお金が必要な時に助かる
強制的な貯金自分では貯められない人も、模合なら自然と貯まる
人間関係の維持忙しくても月1回は顔を合わせる機会になる
情報交換の場仕事・家庭・地域の話題など、リアルな情報が集まる
飲み会の口実「模合だから」と言えば、家族にも堂々と飲みに行ける(!?)

⚠️ 模合のリスクと注意点

  • 最初にお金を受け取った人が途中で抜けると、他の人が損をする
  • 信頼関係が崩れると、模合自体が崩壊する可能性も
  • そのため、模合は信頼できる仲間だけで行うのが鉄則とされています

実際に「持ち逃げされた」「途中で来なくなった」という話もゼロではありません。
だからこそ、模合は“お金のやりとり”以上に“人間関係の信頼”が土台なんですね。

🧭 模合のバリエーション

  • 積立型:毎月積み立てて、旅行やイベントに使う
  • 共益費型:飲み代の一部をプールして、全員のために使う
  • 情報交換型:経営者や同業者が集まり、ビジネスの相談や勉強会を兼ねる

✅ まとめ:模合は“お金”より“つながり”を育てる文化

  • 模合は沖縄の助け合いと絆を象徴する仕組み
  • 金銭的なメリットだけでなく、人とのつながりを維持する大切な場
  • だからこそ、信頼できる仲間とルールを明確にして行うことが大切